2006年03月07日

ソフトバンクの1.7GHzは利益か負担か?

ソフトバンクがVodafoneを買収した際、「新規参入事業者としてのソフトバンク」に与えられた1.7GHz帯の行方に注目が集まっていましたが、結局ソフトバンクは手放さず、総務省も免許取り消しはしないようです。

個人的には「あまりいい気分はしないけどそんなものかな」という感じです。ソフトバンクはもう「新規参入事業者」ではないのだから取り上げるべきという意見もわかりますが、現実問題としてすでに免許を交付してしまったのですから、取り上げるにはそれなりのしっかりした理由が必要でしょう。

で、ソフトバンクは丸々得をしたかというと、個人的にはそうではないと思っています。元々ソフトバンクに割り当てられた1.7GHz帯は「全国バンド」、つまり全国である程度のカバレッジを実現することを前提としたバンドです。ソフトバンクが1.7GHz帯の所有権を今後も主張するためには、旧Vodafoneの2GHz帯に加え、1.7GHz帯を全国で整備する必要があります。現状Vodafoneが保持している2GHz帯20MHzで、現在のVodafoneの全加入者を収容することは十分可能(事実DoCoMoは20MHzで2000万人収容してます)なので、特に地方での1.7GHz帯は完全に無駄な2重投資となります。にもかかわらず、整備しないという選択肢は与えられないわけです。

※そういう意味では、DoCoMoが1.7GHzを要求したときに、東名阪バンドを要求していたのは賢明だったのかもしれません。

それでなくともソフトバンクはVodafone買収に多額のお金を払うのですから、価格競争のためにも余分な出費は抑えたいはずです。auにおける2GHzのように、生かさず殺さずでやっていくのでしょうか。この1.7GHz帯を今後ソフトバンクがどうして行くのか、要注目です。
posted by えど at 22:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 携帯電話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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