歯車狂ったau、独創性で巻き返しなるか(Yahoo!ニュース)
個人的には去年冬モデル(KCP+初代モデル)のあたりから、auに魅力がなくなってきたなあと感じていましたが、こういう記事が出てしまうくらい、最近のauが不振であることが一般に浸透してしまったということなのだと思います。
自分は2007年夏モデルのW54Tユーザーですが、これを上回った魅力を持つモデルは2007年冬モデル以降出てきていません(あくまで個人的な感想ですが)。他社と端末スペックを比べても、例えばフルワイドVGA液晶の端末が少なかったり、薄型モデルがなかったりという点で競争力が落ちていることは否めません。通信機器としてのスペックも、一時期はEV-DOの2.4Mbpsという通信速度が他社に対して圧倒的なアドバンテージでしたが、W-CDMA陣営がHSDPAで3.6Mbps、7.2Mbpsと高速化していくのに対し、auはRev.Aの3.1Mbpsどまり。サービス面でも着うたフル以降決定的に他社と差別化するサービスは出てきていないと思います。コストに関してはSoftBankのホワイトプランが圧倒的なアピールをするのに対抗しきれず、端末販売奨励金の分離に関しても、最初に痛い目をみてきちんと分離したdocomoに対して対応が遅れたauは結果として競争力がそがれています。
なんとなく「アリとキリギリス」的な感じなのかなあと。3G立ち上げ期に2.5GのcdmaOneからアップグレードできるcdma2000を採用し、3G標準の2GHz帯ではなくTACS->cdmaOneで使っていた(旧)800MHz帯を採用したauは、アップグレードパスのしきいの低さを最大限に発揮し、3G立ち上げに苦労する他者を尻目に飛躍しました。しかし世界の趨勢がW-CDMA(->HSPA->LTE)になりつつある状況で魅力ある端末がそろえづらくなり、また頼みの800MHzも再編のため帯域が狭くなり、KDDIにも割り当てられていた2GHz帯を積極的に展開しなかったため帯域のやりくりに苦労し...という感じでしょうか。
cdma2000(というかその前のcdmaOne)採用の判断は、当時としては正しかったと個人的には思います。auが不振に陥ってしまったのは、過去の成功体験に固執し変化を怠ったためなのではないかと思います(新販売モデルについてもauだけ変化を拒んだ感じでした)。1auユーザとして、早期の立ち直りを期待したいです。この冬にはW54Tからどれに買い換えようか迷うくらいの端末ラインナップがほしいですね。


