移動体向け衛星デジタル放送「モバHO!」が2009年3月をめどに終了するとのことです(ITmedia記事)。2004年のサービス開始から3年間で、目標の200万加入に対して実際は10万程度、ユーザに訴えることができずにサービスを終了することになります。
ITmedia記事では「ワンセグに敗北した」とありますが、それは一面でしかないでしょう。何より端末があれば無料で楽しめるワンセグと、月額費用が必要なモバHO!とでは、ユーザーを獲得するハードルが天と地ほど違います。モバHO!は有料に見合うだけのコンテンツと利便性を提供できなかったということですね。
さて、モバHO!は2.5GHz帯を25MHz使っていました。これはちょうど今話題のBWA(WiMAXとか次世代PHS)の帯域で、実際BWAの割り当てが検討されたときにモバHO!との干渉が議論に乗ってきました。モバHO!が終了すれば、モバHO!が使っていた25MHZ+ガードバンド5MHzの30MHzがBWA用として利用可能となります(こちらのページを参考にしました)。もう1キャリアくらいBWAをサービスできそうな勢いですね。モバHO!のユーザには悪いのですが、もう少し早く見切りをつけていればBWAの割り当て時にあんなにごたごたしなかったのにと思わざるを得ません。
今回の件を受けてBWA落選組が何か動きを仕掛けるのか、それを総務省はどう裁くのか。2.5GHz帯をめぐってはもう一波乱ありそうです。


